イジメで悩んでいる方へ

世の中イジメは大きな社会問題になっており、今は昔に比べ陰湿になっているといわれていますが、陰湿なイジメは昔もありました。では、イジメ問題を解決するにはどのようにしたらいいのでしょうか。
ここで私は、単純に「イジメには是非キックボクシングを」というつもりはありません。それでは、ただの護身術にしかならず、根本的な解決にはならないと思います。
私は、キックボクシングを通して「強さ」が身に付けばイジメを解決する大きな力となると信じております。それは、「暴力に暴力で対抗」という事ではなく、キックボクシングを通して真の人間的な強さを身に付け、それがイジメに対して毅然たる態度で接し、結果的に良い方向へいくのではないかと考えています。
イジメというのは、普通の場合イジメる側が全面的に悪いですが、その原因は様々な事で、単純にイジメる側にあるという事ばかりではない場合もあります。誤解しないでいただきたいのは、イジメの善悪論はイジメる側が悪い事は言うまでもないですが、その原因、要因は被害者側にある場合も時にはあるという事を考えてみるべきです。
現状は、真面目な性格がイジメられる原因となったり、個性的な性格がイジメに遭ったりしています。また、バラエティー番組の影響や流行の話題に付いていけなかったりした場合、イジメられる事もあります。単純ではない原因なのに何故、どうしてキックボクシングがいいとい言えるのでしょうか。
キックボクシングは単純に強くなるスポーツではありません。悩んでいる人はまず、ジムでサンドバッグを思いっきり蹴ってみましょう そして、仲間とのマスボクシング、スパーリングを経験してみましょう。
そうです キックボクシングは団体競技ではありませんが、決して一人では強くなれません。強くなる過程で先輩、後輩との付き合い、仲間との触れ合い等で技術のみならず、自然と礼儀、社会常識を学び切磋琢磨があって初めて前に進めるものなんです。プロ選手にならなくても試合に出なくても構いません。特に他のスポーツに比べてキックボクシングが突出していいとは言えないかも知れません。どのスポーツでもそれは一緒です。しかし、私は自分の経験を通して、自信をもってキックボクシングはイジメ問題解決にも優れているものだと確信しています。
難しい理屈はいりません。まずはサンドバッグを思いっきり叩いてみましょう。きっと気持ちいいはずです。最初からそれを体感出来る人も居れば、練習を積み重ねていくうちに感動を味わえる人も居ます。人それぞれ体力が違うので、最初はただ苦しいだけかもしれません。しかし、練習後クタクタになった時、みな爽やかな気持ちになれます。これだけは例外なく味わう事が出来ます。イジメる側の人であっても、この感動が得られればイジメ加害者にはならないのではないでしょうか。私はそう考えています。